活動報告 - 最新エントリー

支部恒例の「学術講演会」を、去るH27年11月28日(土)15:00〜 セシオン杉並 3階 集会室 で行いました。
今回の講師は、中央大学・理工学部教授 加賀野井 秀一先生で、「日本の国は日本語から立て直そう」という演題で、約1時間半にわたり語っていただきました。約50名の区民の方々にご参加をいただきました。

続いて、17:00〜 会員だけによる懇親忘年会を、会場を2階のレストラン NONNON に移して行いました。
ガラス越しに輝くイルミネーションを見るにつけ、1年の経つ速さを思い、その労をねぎらいつつも、来年の再会を約しながら、和やかな懇親の時を終わりました。

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◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・11月の作品の紹介
・11月の兼題は、「神の旅・神の留守など」・当季雑詠で計3句です。


村林 小枝子 
・紅葉に誘(いざな)はれての神の旅

安西 円覚 
・古池やぬつと顔出す冬の鯉

浦田 久 
・梟の森の暮色や神の留守

岡村 一道
 
・富士山の化粧直すや神の留守


片山 朝陽
 
・御神籤に大吉多し神の留守

五井 夢
・六法の壁高くして神の留守


俵木 陶光
 
・牧水の休む茶店や神の旅

中邑 雅子
 ・山並をひとつ飛びして神の旅

堀 秀堂 
・匂ひして大根煮つけ突いてみる

峯岸 まこと 
・薄墨の挨拶状や神の留守

芳村 翡翠 
・巫女三人笑ひ声たて神の留守

小林 美絵子
 
・ポケツトに焼栗のある薄曇り

坂井 百合子 
・よき縁(えにし) 持ち帰りませ神の留守

山下 天真
 ・大銀杏黄葉(もみじ) にすべてのまれけり




◆<私の一句>            

「麦秋や慰霊の社は深みどり」
    村林 小枝子

  杉並白木蓮俳句会に入会して一年余り、いつも傍にメモを置いて毎月の兼題を静かに考える日々が多くなりました。自然現象や日常の出来事などに気持ちを集中させることの大切さを実感しています。
 私は昭和5年生まれで、小学1年生の七夕の日に日中戦争、5年生の12月に太平洋戦争がはじまり旧制高等女学校3年生で終戦を迎えました。その後6.3.3制が制定され高等学校3年生に進み初の高校卒業生になりました(都立駒場高校)。その後、編物講師となり、長い間指導をして来ました。
 思えば昭和20年敗戦の惨禍からようやく立ち上がり、爾来日本は70年平和を刻み続けて参りました。父が海軍将校でしたため大正12年生まれの兄も同じ道に進み江田島の海軍兵学校に入校、昭和17年の卒業の時は太平洋戦争の真っ只中でした。憧れの遠洋航海は勿論なく直ちに戦艦武蔵に乗り込みましたが、その後武蔵は巨大過ぎて動きが悪いと同型の重巡筑摩に移り昭和19年10月レイテ沖の激戦中、艦と共にフィリピン沖に沈みました。高射砲の指揮をとり最後まで戦ったと聞いております。
 海軍が好きで心身を鍛え勉学に励み海兵入学から卒業まで首席を通し、卒業式には御賜の短剣の御下賜がありました。田結君はガリ勉でなくおおらかで、自由と平和を愛し友人や後輩には自分の特性を生かした道に進んでほしいと唱えていたと聞いてます。
 兄の戦死によって、大切な宝を失った両親の深い悲しみは昭和51年52年と相次いで他界するまで癒えることなく私も今も尚その気持ちに寄り添って暮らしております。
 長い平和を築いた日本で息子達も還暦を迎える歳になりましたが、あの悲しみが再び起こらぬよう賢明な外交と強靭な自衛力で日本の国が世界の中で心地よい存在であることを心から願っています。
                                                      


 

◆次回の定例句会は、12月12日(土)午後1時〜3時40分
                 於 久我山会館    
 兼題は「短日、暮早し」・当季雑詠で計3句です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
今年も「すぎなみフェスタ2015」(主催:すぎなみフェスタ実行委員会、共催:杉並区/杉並区教育委員会)が11月7日(土)〜8日(日)の2日間に渡り盛大に開催され、当支部もテント出展を行いました。
2日目はあいにくの雨天でしたが、両日で約7万9千人の来場者があり、大いに賑わいました。

当支部では、地域貢献活動として会員による無料の「法律・税務相談コーナー」の開設を始め、PR活動として支部活動・大学・中大杉並高校の資料の配布を行い、あわせて新規会員の募集も行いました。

今回の募集では、おかげさまで4名の新規入会があり、その他多くの学員の訪問をいただきました。

ありがとうございました。

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◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・10月の作品の紹介
・10月の兼題は、「秋の昼」・「当季雑詠」で計3句です。




山下 天真
 ・窓際の光と影や秋の昼

村林 小枝子 
・獺祭忌絵筆も清(すが)し糸瓜(へちま)かな

安西 円覚 
・看護婦に秘かに頼む新酒かな

浦田 久 
・二百二十日豪雨決壊生地獄

岡村 一道
 
・揺り籠となりし電車や秋の昼


片山 朝陽
 
・秋麗
(うらら)銀座の香り行き交へり

五井 夢
・独り秋の昼を欺く窓灯


俵木 陶光
 
・法師蝉鳴くな責めるな生きてをる

中邑 雅子
 ・風新た雲整ひて今朝の秋

堀 秀堂 
・高麗神社開運祈る秋日和

峯岸 まこと 
・聖堂のステンドグラス秋の声

芳村 翡翠 
・巫女二人差向ひゐて秋の昼

小林 美絵子
 
・信濃路は霧を迎へて別れ風

坂井 百合子 
・遠くより球児の声や秋の昼






◆<私の一句>            

「太宰治の碧雲荘や秋の風」
    峯岸 まこと

  掲句は、杉並区天沼3丁目の「碧雲荘」を詠んだものです。この建物は、昭和初期に下宿として建てられました。作家の太宰治は、昭和11年11月15日から昭和12年6月20日までの約7か月間を2階の8畳間で暮らしました。この部屋で「人間失格」の原型となった「HUMAN  LOST]を執筆しました。この下宿から見える富士山については次のように描写しています。
 『東京の、アパートの窓から見る富士は、くるしい。冬には、はっきり、よく見える。小さい、まっ白い三角が、地平線にちょこんと出ていて、それが富士だ。なんのことはない、クリスマスの飾り菓子である。』(富嶽百景・岩波文庫から)   太宰治は、青森県から上京後、師と仰ぐ井伏鱒二の住む杉並区内に転居し、井伏邸を中心にして数か所を転々としていました。現在、太宰の生活の痕跡が残り、現存する建物は、斜陽館(生家、五所川原市)と藤田家(旧制弘前高校生の時の下宿、弘前市)、天下茶屋(執筆で滞在、河口湖町)とこの「碧雲荘」です。太宰治の「走れメロス」は、全国の中学生が使っているすべての国語教科書に掲載されています。まさに杉並区が全国に誇れる文化遺産です。建物も破風を備えステンドグラスを配し、軒裏を網代にするなど和洋折衷の様式美も見られ文化財的な価値があります。
 この碧雲荘の敷地は、特別養護老人ホームの建設用地として既に杉並区が取得しています。来春までに、更地にして所有者から引き渡すことになっています。
 この状況の中で、「荻窪の歴史文化を育てる会」(会長・岩下武彦中央大学教授)が天沼地域の方々の理解をえながら保存や活用を杉並区に要請しています。署名には、約4千人の方が協力してくださいました。また、9月には、杉並公会堂に又吉直樹氏等を招き「太宰サミット」を開き、千人を超える来場者をえました。しかし、現状は「厳しい」の一言で、その状況を詠んだ句です。                                                                         


 

◆次回の定例句会は、11月14日(土)午後1時〜3時40分
                 於 高井戸地域区民センター    
 兼題は「神の留守・神の旅など」・「当季雑詠」で計3句です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)

第15回グルメ会 (H27/10/10)

カテゴリ : 
グルメ同好会
執筆 : 
y-honda 2015-10-12 22:30

三鷹・パスタ&ワイン「とれたて食堂」

今回のグルメ会は、イタリアやフランスの街角にあるような日常的な食堂で、とびきりのパスタをワイン片手に味わいました。
これでもか、と次々に繰り出す料理の数々もすばらしい。
お店は満員なのに、ついつい長居をしてしまいます。

平成27年10月10日(土)11:30〜13:30 開催

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