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活動報告 - 俳句同好会カテゴリのエントリ

◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の数名の作品を紹介いたします。

・10月の作品の紹介
・10月の兼題は、秋全般です。

◎片山 朝陽


・秋空に競ひて蒼き山会津

・砂利を踏み砂利を踏み締め秋彼岸


◎安西 円覚

・倒木の法師蝉鳴く夕べかな

・星月夜水面に出づる河馬の顔


◎堀 秀堂

・台風禍帰る術なき仮の宿

◎俵木 陶光

・コスモスや画伯の弁当酒少々

◎岡村 一道

・山ガールちょうちょのごとく秋の尾根

◎中邑 雅子

・山霧の晴れて思はぬ近さかな


◎肥田 浩一

・刈り終へし田に動くもの何もなし

◎長岡 帰山

・秋灯を天に積み上げ副都心

◎峯岸 まこと

・緩やかに鳳凰が揺れ秋祭



◆<私の一句>
     芳村 翡翠

「走り梅雨野武士の如く犬走る」

今年の六月の句会に出した句です。兼題が「走り梅雨」とあり、なんとなくさーぁと降って来て、止むという、昨今のゲリラ豪雨のような、熱帯性の驟雨のようなものと理解し、まるで野武士が刃を挙げて走り行く、野良犬のような、野生味ある情景を想像し、この句を作りました。



◆10月の句会は、「定例句会」プラス「横浜吟行句会」でした。
 コースは横浜港大桟橋→山下公園→港の見える丘公園(句会)→中華街(食事)
・港の見える丘公園の「ポートヒル横浜」で、「定例句会」・「吟行句会」を行いました。吟行句は、11月の「活動報告」に掲載いたします。

◆句会についてのお問い合わせ先:片山 朝陽(惠夫)(俳句会事務局長) まで
                 TEL 042−675−9449
                 携帯  090−8773−4881

◆文責・俳句同好会会長 俵木 陶光(敏光)



 
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の数名の作品を紹介いたします。

・9月の作品の紹介
・9月の兼題は、月、梨、当季雑詠です。

◎長岡 帰山


・千の手に月光掬ふ観世音

・梨狩や青空ふやしバス帰る


◎中邑 雅子

・水浅黄の空とり戻す今朝の秋

・闇つかむ烏瓜の花ほぐれつつ


◎俵木 陶光

・やはらかき幼子の手を月の道

・人さまざま長十郎にラフランス


◎岡村 一道

・月明り恋人は恋の影つくる

◎山口 月山

・能舞台はねて夕月かかげけり

◎堀 秀堂

・月映ゆる光纏ひて船走る

◎本間 邦子
 
・誤解され後悔しつつ月の道

◎五井 夢女

・月天心吾は輪切りのMRI

 
◆<私の一句>
     堀 秀堂
「木の実降る奉納土俵神さびて」

 日本伝統の相撲を一句にしたいと思っていたところ、秋の祭礼などのとき、その境内でにぎにぎしく催され報ぜられ、その時、兼題の秋の季語の「木の実」と結びついた。神社の森では団栗(どんぐり)を含めて椎(しい)・橡(とち)などが降り拾う。「神さびて」をもってきたのは、神神しく見える、古めかしくなるの意を加え全国的な日本の力の源を表した。大小から言えば明治神宮での横綱の奉納からチビッ子のそれまであるが、前者は見事で片男波部屋に期待したい。明治神宮は思いで深い、小生は近くの神宮1丁目に住んで約16年、最寄の駅はJR原宿駅で幼少の散歩の長男は毎日のように駅長から菓子をいただき、明治神宮内園は顔パスで木の実を拾った。小生の通勤はパスが銀座線外苑前駅で発行されたもので地の利が有った。
句歴と当会
 当俳句会には、当初から参加の一人、その前の俳歴はありません。勿論学校で基本は教わりました。石油大手の社長室戦略参謀の頭では、今だ事物のとらえ方などに異和感があり、川柳風なものは出句せぬよう精進しています。年令や属性を超えて自他共存、日記やメモ替りに創作できるのも魅力です。その土俵の指導者は3人でなかなか粋で、巣立った人もいます。母校にはその俳壇とつながり、白木蓮を記念樹として寄贈し、地元角川庭園区句会に寄与し、合同句集はその都度国会図書館へ永久保存されるなど正道を歩み続け、これもまた魅力です。



◆10月の句会は、「横浜吟行句会」になります。
 10月6日(木)午前9時30分 東急東横線・渋谷駅改札口集合     コースは横浜港大桟橋→開港資料館→山下公園→港の見える丘      公園(句会)→中華街(食事)
 (俳句がない方でも歓迎、申込みは9月24日(土)まで)
   ぜひご参加ください。お待ちしています。

◆句会についてのお問い合わせ先:片山 朝陽(惠夫)(俳句会事務局長) まで
                 TEL 042−675−9449
                 携帯  090−8773−4881

◆文責・俳句同好会会長 俵木 陶光(敏光)
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の数名の作品を紹介いたします。


・8月の作品の紹介
・8月の兼題は、かき氷、夜の秋です。

◎俵木 陶光

・雨音の叩きはじめし夜の秋

・たかだかと流るる雲や夜の秋

◎中邑 雅子

・仰ぎ見てたじろぐ土佐の積乱雲

・果たされぬ約束のあり蝉しぐれ

◎浅沼 青女

・手枕で崩るるを待つ雲の峰

・憂きことはみな捨て去りて夜の秋

◎岡村 一道

・しゃりしゃりと赤富士出来るかき氷

◎山口 月山

・ようやく暮れし湖(うみ)白々と夜の秋

◎長岡 帰山

・夜の秋オンザロックの氷鳴る

◎肥田 浩一

・盃のふと手が止まる夜の秋



◆<私の一句>
     片山 朝陽
「夏蝶や乱数表を連れて飛び」

 何年か前の旧盆に郷里に帰った際、打水をした庭先を蝶々が飛んでいた。まるで乱数表を背負っているかのように・・・・。今宵の宿はどこにしようかな・・・・誰も知るよしもない。
ひょっとして宇宙の彼方へ 乱数表をパラボラアンテナに変えて・・・・




◆次回の句会は、9月10日(土)1時半より4時
会場は、角川庭園詩歌館です。
兼題は、月・梨です。
会員が持ち寄った俳画・スケッチの展示も有ります。

◆10月の句会は、「横浜吟行句会」になります。
 10月6日(木)午前9時30分 東急東横線・渋谷駅改札口集合     コースは横浜港大桟橋→開港資料館→山下公園→港の見える丘      公園(句会)→中華街(食事)
  (俳句がない方でも歓迎、申込みは9月24日(土)まで)
   ぜひご参加ください。お待ちしています。

◆句会についてのお問い合わせ先:片山 朝陽(惠夫)(俳句会事務局長) まで
                 TEL 042−675−9449
                 携帯  090−8773−4881

◆文責・俳句同好会会長 俵木 陶光(敏光)
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の数名の作品を紹介いたします。


・7月の作品の紹介
・7月の兼題は、扇風機、昼顔です。

◎岡村 一道

・部屋の隅もの知り顔の扇風機

・昼顔や男の覚悟ゆらぐ時

◎浦田 久

・悠然と回るプロペラ扇風機

・扇風機まどろむ夢の桃源郷

◎安西 光昭(俳号・円覚)

・扇風機首振り分けよ吾(あ)と君へ

・昼顔やそこばくの夢海に消ゆ

◎山口 満(俳号:月山)

・さざ浪の寄せくる如く扇風機

◎俵木 敏光(俳号:陶光)

・昼顔の自転車置場点灯す

◎片山 惠夫(俳号:朝陽)

・昼顔や蝶の挨拶短くて


◆<私の一句>
     浦田 久

「夫婦蝶追いつ追われつ天空へ」

 久し振りの帰郷である。のどかな春日和、歩き慣れた農道をそぞろ散歩する。ふと路傍の草むらに目をやると、日差し一杯にタンポポが、やさしく咲いている。折から二匹の紋白蝶がどこからともなく飛んできて、ひらひらと交互に入れ替わりながら、仲睦まじく天空へ向かって舞い上がってゆく。恰もスローモーの絵巻を見る思いで暫したたずんだ我である。


◆次回の句会は、8月13日(土)1時半より4時
会場は、久我山会館第一集会室です。
兼題は、かき氷・夜の秋です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 惠夫(俳句会事務局長)まで
                 TEL 042−675−9449

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の数名の作品を紹介いたします。


・6月の作品の紹介
・6月の兼題は、ビール、走り梅雨です。

◎芳村 重徳(俳号・翡翠)

・走り梅雨野武士の如く犬走る

・腹の底見えぬ男とビール飲む

◎峯岸 誠(俳号・まこと)

・田を巡る媼(おおな)の背ナに走り梅雨

・走り梅雨児が鳴らしゆくランドセル

◎関口 安生(俳号・静安)

・乾杯の地麦酒を注ぐ深大寺

・お別れを麦酒重ねて偲びけり

◎岡村 一道

・ビールは火薬若者いつも絶好調

◎山口 満(俳号:月山)

・生ビール音たて動く喉仏

◎俵木 敏光(陶光)

・青墨や夜のふかぶかと走り梅雨


◆<私の一句>
     安西 光昭(俳号:円覚)

「夏めくや噴煙高し桜島」

 私が俳句に興味を持ち始めたのは、4年前NHK・BS2で「俳句王国」という番組をたまたま見たからです。句会形式のその番組を何回か見ている内、徐々に俳句が面白く感じられるようになっていきました。そして遂に白門杉並俳句会に参加させてもらえましたのは、平成19年9月8日です。その後、何回もご指導を受けました。平成21年6月、他流試合をしてみたくなり、前出の「俳句王国」に初投句いたしました。はからずも、6月20日の放送で特選に選ばれました。この句は「夏めくや」の季語に約35年前鹿児島市に会社の出張で行った時の桜島ののどかな雄大な風景を思い出しぴったり合うのではと思い作ったものです。選者の星野椿先生に「夏めくや」の季題がよく効いていますと評していただきました。選ばれたことで大変自信がつきました。その後の作句の励みになっております。
その放送から2年経ちましたが、今俳句が一番面白いと思うところは、詠み手が作った句を他の人が読んで色んな解釈をしてもいいというところです。読み手にまかせるということです。感受性を強くして素晴らしい解釈が出来るようになりたいものです。今後も諸先輩・先生方のご指導、叱咤を頂き俳句に精進して参りたいと存じます。



◆長岡 隆司(俳号:帰山)さん 句集「一音(いっとん)」刊行
 (発行 ふらんす堂 ・全280句・3000円)
おめでとうございます。皆様もぜひお読み下さい。

<「一音」の中から数句紹介>

・自転車で帰山の僧に散る桜
・鶴引いて大いなる空あるばかり
・一山(いっさん)の声明に和す遠河鹿
・一山のこらえきれざる落花かな

      大田黒公園
・春の鯉身をゆらしては緋を溶かす
      荻窪八幡神社
・てのひらの賽銭匂ふ初詣

  「一音」に寄せて
・一直線に天を目指せる夏燕  陶光

◆次回の句会は、7月9日(土)1時半より4時
会場は、永福和泉地域区民センター第三集会室です。
兼題は、扇風機・昼顔です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 惠夫(俳句会事務局長)まで
                 TEL 042−675−9449

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
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