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活動報告 - 俳句同好会  (H.24.6.9)  No.28

俳句同好会  (H.24.6.9)  No.28

カテゴリ : 
俳句同好会
執筆 : 
m-anzai 2012-6-17 22:50
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。

・6月の作品の紹介
・6月の兼題は、「晶子忌・白鷺」でした。

◎俵木 陶光


・ひらがなのひの字のびのび小鷺ゆく


◎岡村 一道

・巣に帰る鴉や川瀬小白鷺


◎関口 静安

・白鷺の都会の孤独一羽翔ぶ


◎五井 夢

・一飛翔小鷺は遠く草と化す


◎肥田 浩一

・老妻の肩もんでやる晶子(あきこ)の忌


◎本間 邦子

・晶子忌や歌碑の並びし旧居跡


◎芳村 翡翠

・白鷺の発ちて下池(しもいけ)残りけり


◎中邑 雅子

・白鷺の来ている夜明の運河かな


◎片山 朝陽

・空に舞ふ白鷺の白空の青


・◎安西 円覚

・白鷺よ天気良き日は空飛ぼう



◆<与謝野晶子と杉並区>
         俵木 陶光

・やは肌のあつき血潮にふれも見でさびしからずや道を説く君
を詠んだ与謝野晶子は、堺に生れ育ったが、晩年、杉並の荻窪に家を建てて15年程暮らし、昭和17年5月29日に63才で亡くなった。
旧居跡は最近、与謝野公園としてリニューアルし、公園には、夫寛(鉄幹)と共に計14基の歌碑が並んでいる。

・われ男
(お)の子意気の子名の子つるぎの子詩の子恋の子あゝもだえの子(鉄幹ー明治34年)
虎剣調と言われた勇ましい歌である。

・男をば罵る
(ののしる))彼ら子を生まず命を賭けず暇(いとま)あるかな(晶子ー明治45年)
そこには11人もの子を生んだ強さがあった。鉄幹の歌から9年も経っているので彼を皮肉っているわけではない。女性の自立・尊厳を強く訴えているのであろう。

日露戦争の最中に作詞した「君死にたまふこと勿れ」も強烈である。彼女の女性としての強さが感じられる。


◆次回の句会は、7月14日(土)1時半より4時
会場は、高井戸地域区民センター第3集会室です。
兼題は、夏の海(川)・冷酒です。(川は隅田川や多摩川のような大きな川を詠んで下さい。)

◆秋に石神井公園三宝寺池の吟行を予定しています。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 惠夫(俳句会事務局長)まで
                 TEL 090−8773−4881

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)

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