活動報告 - 俳句同好会 (白木蓮俳句会) (R.4.4.9) No.140
◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として・高井戸地域区民センター・久我山会館等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
・4月の作品の紹介
・4月の兼題は、「草の芽」・「春深し」・「当季雑詠」で4句です。
出題:安西 円覚
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・甘草の芽のとびとびのひとならび 高野 素十
・金堂のほとりの水に菖蒲の芽 星野 立子
・草の芽のまだ雨知らぬ固さかな 黒澤麻生子
・まぶた重き仏を見たり深き春 細見 綾子
・カステラと聖書の厚み春深し 岩淵喜代子
・春深く腐りし蜜柑好みけり 正岡 子規
・一つ家に二つの余生春深し 立石 ただし
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俵木 陶光
・花筏絶へることなき神田川
岡村 一道
・春深し赤帽白帽やや蛇行
芳村 翡翠
・退職を明かす教師や春深し
安西 円覚
・桜まじ競歩選手のふくらはぎ
堀 秀堂
・野焼きして大室山や春深し
中邑 雅子
・ゆるやかにほぐるる兆し花辛夷
小林 美絵子
・草の芽をつつく子すでに蟻見つけ
坂井 百合子
・明日のシャツアイロンかけて花の雨
菊池 幸
・稜線の膨らむほどに木の芽張る
山路 久美子
・誰が思ひ移りて燃ゆる紅カナメ
荻須 節子
・豚饅の幟はためき春深し
吉野 かおる
・新しき十字架並び春の星
五井 夢
・草の芽は親知らずしてはじけたり
◆次回の定例句会は、5月14日(土)13時〜15時40分
於 高井戸地域区民センター
兼題は、「更衣」・「当季雑詠」で4句提出
※2・3月は新型コロナ感染予防のため休会になりました。
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
TEL 090-3145-2654