活動報告 - 俳句同好会 (白木蓮俳句会) (R.2.10.10) No.125
◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
・10月の作品の紹介
・10月の兼題は、「蓑虫」・「当季雑詠」で3句です。
出題:安西 円覚
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・蓑虫や句を晩年の計として 角川 源義
・妻籠に蓑虫の音をきく日かな 石田 波郷
・蓑虫の出来そこなひの蓑なりけり 安住 敦
・蓑虫の蓑あまりにもありあはせ 飯島 晴子
・蓑虫にうすうす目鼻ありにけり 波多野爽波
・蓑虫の感情の糸けふ長し 藤田 湘子
・蓑虫にならねばぶらりともできず 鷹羽 狩行
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俵木 陶光
・この奥も雨の細道金木犀
岡村 一道
・外人墓地にみの虫の影サムの墓
芳村 翡翠
・独り身の蓑虫雨に濡れそぼり
安西 円覚
・蓑虫や袋の中の別世界
片山 朝陽
・蓑虫や揺り籠の中夢の中
堀 秀堂
・薬まかず庭の蓑虫伸び伸びと
小林 美絵子
・とこしなへ小鳥はばたく芒原
中邑 雅子
・枝の先蓑虫揺れて仮寝せむ
坂井 百合子
・鬼の子のかくれんぼして消えにけり
五井 夢
・黄あげはゆるり弧を描き消ゆ虚空
菊池 幸
・蓑虫のゆりかご揺らし風わたる
荻須 節子
・鶺鴒が姿写してにわたずみ
山路 久美子
・刻流れ香り流れてキンモクセイ
尾崎 すず野
・入口も出口も無くて真葛原
吉野 かおる
・摺り足に名乗り爽やか太郎冠者
◆次回の定例句会は、11月14日(土)13時〜15時40分
於 高井戸地域区民センター
兼題は、「湯豆腐」・「当季雑詠」で3句提出
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
TEL 090-3145-2654