活動報告 - 俳句同好会 (白木蓮俳句会) (R.2.7.11) No.122
◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
・7月の作品の紹介
・7月の兼題は、「梅雨一切」・「当季雑詠」で3句です。
出題:安西 円覚
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・樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ 日野 草城
・ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき 桂 信子
・抱く吾子も梅雨の重みといふべしや 飯田 龍太
・梅雨の崖富者は高きに住めりけり 西島 麦南
・梅雨霧を見てゐていつか包まるる 稲畑 汀子
・梅雨鴉つばさわすれてあるきけり 森川 光郎
・くるぶしをかさかさ鳴らす母の梅雨 宇多喜代子
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俵木 陶光
・万葉のさ百合ささ百合夕茜
岡村 一道
・古き家(や)に遊女と住むや梅雨菌
(きのこ)
芳村 翡翠
・かく降りて男梅雨とは言い難し
安西 円覚
・大阪に文楽観たり月見草
片山 朝陽
・どこからか聞こゆ賛美歌梅雨晴間
堀 秀堂
・テレワークめっきり減った梅雨の傘
小林 美絵子
・ていねいな絵本読む声梅雨の星
中邑 雅子
・解けぬまゝのクロスワードや梅雨ごもり
坂井 百合子
・梅雨晴れや欄干いっぱいに干す
村林 小枝子
・梅雨晴れに毛虫が孫の腕を刺す
五井 夢
・梅雨自粛足をとられて薯(いも)
のつる
荻須 節子
・昼休み校長が餌やる金魚
菊池 幸
・面影の遠くなりたる盆の月
山路 久美子
・多摩川のあふれんばかり男梅雨
尾崎 すず野
・ほうたるを見し夜は水のごと眠り
吉野 かおる
・水玉の傘を選びし梅雨の朝
◆次回の定例句会は、8月8日(土)13時〜15時40分
於 高井戸地域区民センター
兼題は、「茗荷の子」・「当季雑詠」で3句提出
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
TEL 090-3145-2654