活動報告 - 俳句同好会 (白木蓮俳句会) (R.2.6.13) No.121
◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
※ 新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除になり杉並区の施設が使えるようになり、3・4・5月休会していました句会がようやく開催できるようになりました。
◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
・6月の作品の紹介
・6月の兼題は、「水中花」・「当季雑詠」で3句です。
出題:安西 円覚
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・水中花にも花了りたきこころ 後藤 比奈夫
・水中花濡れてゐるとは思はれず 保坂 伸秋
・水中花恋に散りたきときもあり 栗山チヨコ
・いきいきと死んでゐるなり水中花 櫂 未知子
・水といふ美しき檻水中花 櫨木 優子
・水中花窓側に海の色溶く水中花 石崎 径子
・水中の全き晴や水中花 嶋田 麻紀
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俵木 陶光
・お勝手に遺品となりし水中花
岡村 一道
・白秋のコレラの思ひ遠花火
芳村 翡翠
・水中花咲いて今夜はもう寝よう
安西 円覚
・富士山の天然水や水中花
片山 朝陽
・泡一つ吐きて納まる水中花
堀 秀堂
・水中花ひらきしコップ余すなく
小林 美絵子
・欲しいのはわずかな揺らぎ水中花
中邑 雅子
・水中花水の中にて水を欲る(ほる)
坂井 百合子
・水中花あの日の母の若さかな
村林 小枝子
・水中花亡き友と見しガラス越し
五井 夢
・水中花時は原始ぞ水天彷彿(すいてんほうふつ)
荻須 節子
・帽子屋のウインドの隅水中花
菊池 幸
・薄墨の雲見え隠れ梅雨の月
山路 久美子
・水中花母にねだりし幼なき日
尾崎 すず野
・終末のほとり菩提樹花咲け
◆次回の定例句会は、7月11日(土)13時〜15時40分
於 高井戸地域区民センター
兼題は、「梅雨一切」・「当季雑詠」で3句提出
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
TEL 090-3145-2654