活動報告 - 俳句同好会 定例句会・3月13日(土) 於浜田山会館
◆白門杉並俳句会は、1999年(平成11年)に誕生し、10年が過ぎたところです。
◆句会は、原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時まで、主として
久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
◆毎回その月の作品を2〜3名ずつ紹介いたします。
今月の兼題(題詠)は、如月・亀鳴く・蕗の薹(ふきのとう)です。
<兼題の説明>
・如月(陰暦二月暦の上では仲春ですがまだ寒い時期でもあります)
・亀鳴く(実際には鳴かないが、藤原為家<鎌倉期の歌人>が上つ方の
問いにあれは亀の鳴き声と澄ました顔で答えたのを面白がって
季語となったと言われています)
◎俵木敏光(俳号・陶光)
・如月の忘れ傘立つ停留所
・亀鳴きて宇宙の返信待つごとし
・蕗の薹多摩も武蔵も膨らんで
◎山口満(俳号・月山)
・如月のからまつ林尖りをり
・如月のちぐはぐに来る膝の冷え
・よもすがら亀鳴く古歌を沈思せり
◎岡村一道
・如月の街に焙茶(ほうじちゃ)煎る香り
・亀鳴くや悪がきも老ゆ疎開村
・夢つかむ嬰児(あかご)の拳(こぶし)蕗の薹
◆<俳句クイズ>【 A、B、C 】の中から一つ選んで下さい(三択)。それぞれの俳人の気持ちになってみて下さい。正解は次回で。
・【A初日さす、B朧月、C薫風や】青き地球の杉並区 (神蔵 器)
・【A春の川、B夏の山、C秋天や 】国母いてわれを与太という
(金子兜太)
・【A天の川、B蟻の道、C満月や】夏の峰より続きけん(小林一茶)
◆次回の句会は4月10日(土)午後1時半より4時 於久我山会館
兼題は、春の月・草餅・落花です。
◆句会についてのお問い合わせ先 片山恵夫(俳句会事務局長)まで
042−675−9449
文責・俳句同好会長 俵木敏光(陶光)