活動報告 - 俳句同好会 (白木蓮俳句会) (H.26.7.12) No.53
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
・7月の作品の紹介(アイウエオ順繰り回し)
・7月の兼題は、「滴り」・「蛇苺」です。
坂井 百合子
・毒ありと言はれてもなほ蛇苺
関口 静安
・赤い実で童話を作ろ蛇苺
俵木 陶光
・幼馴染かも知れぬ顔蛇苺
中邑 雅子
・谺して滴る山の大いなり
長岡 帰山
・滴りの生みし真青の地球とも
堀 秀堂
・摘むもよし童見送る蛇苺
村林 小枝子
・山はだのしたたるきはに歩をとめて
山下 天真
・滴りの源(もと)は淀みし裾野かな
芳村 翡翠
・蛇苺少女秘密を抱へたり
安西 円覚
・湖眺む美幌峠や蛇苺
浦田 久
・岩肌の苔の滴り夕陽映え
岡村 一道
・滴りや山賊も喉潤しか
片山 朝陽
・滴りの深山に聞く木魚かな
五井 夢
・きまぐれな雲の滴り雹跳ねる
小林 美絵子
・頬杖の肘ひりひりと花火鳴る
◆<私の一句>
「多摩湖遊歩道」 安西 円覚
〜ひまわりやいつかはきっと日輪に〜
私の住んでいる西東京市にはまだまだ武蔵野の面影が一杯残っています。
私のいつもの散歩道(西東京市から狭山湖に通じている多摩湖遊歩道)もそうで す。8月に蝉時雨、10月に金木犀、11月に紅葉、12月、芒と散歩道は私を飽きさせません。贅沢な楽しみです。
〜鷹匠とすれ違う道枯れ芒〜
1月に入ると山茶花が咲き乱れて、梅の花も咲き始めています。
〜樹の命すでに溢るる寒の入り〜
4月には桜の花が沿道に咲き誇っています。花を楽しみながらジョギングやウオーキングしてる人を多くみかけます。遊歩道を30mほど南に行くと小金井公園です。大勢の人たちがお花見を楽しんでいます。特に大島桜の巨樹は一見の価値があります。
〜花の下さまざな人侏儒となる〜
5月には菖蒲・躑躅、6月には山茶花、7月にはまた向日葵が咲き、百日紅・芙蓉を愛でることができ、鶯も3月〜8月まで啼いており1年中花・自然を楽しんでいます。
◆次回の定例句会は、8月9日(土)午後1時30分〜4時
於 高井戸地域区民センター
兼題は「髪洗ふ」・「雲の峰」です
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
TEL 090−3145−2654
◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)