活動報告 - 俳句同好会 (白木蓮俳句会) (H.25.11.9) No.45
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
・11月の作品の紹介
・11月の兼題は、「鯛焼」・「七五三」です。
俵木 陶光
・小突かれて神前にゐる七五三
岡村 一道
・親よりもポーズのきまる七五三
長岡 帰山
・鯛焼を裏返す路地パリは雨か
片山 朝陽
・鯛焼が三列縦隊大空へ
安西 円覚
・鯛焼を喰ひ病みつきの大僧正
鈴木 健
・鯛焼や胸どきどきと少年期
小林 美絵子
・アルバムのセピアの父母と七五三
芳村 翡翠
・こんな日もあったのかなあと七五三
中邑 雅子
・鯛焼のしっぽの先の焦げ目かな
坂井 百合子
・ぽっくりを響かせ小さき七五三
五井 夢
・ひざかかへ上目使ひの七五三
関口 静安
・思ひ出の施設の子等の七五三
沢田 かつみ
・鯛焼や明治の名菓今もなほ
浦田 久
・七五三軍服姿たりしときも
◆ <私の一句>
逆光の富士の残影秋の海 俵木 陶光
昨年の9月下旬10人程の友人と葉山の海岸を散策することになった。京浜急行の新逗子から海岸回りのバスに乗り、県立美術館に寄った。館内で軽い食事をとり外へ出ると急に雨が降って来た。典型的な時雨で隣接の「しおさい公園」に着く頃にはもう止んでいた。しおさい公園は元葉山御用邸の一部で、大正天皇崩御、昭和天皇皇位継承の地でもある。そこから一寸歩いて私学共済の「相洋閣」に着いた。「かながわ景勝50選」の海岸を眼下に遠くは富士山、江の島が見渡せた。夕焼けに染まった富士山はいつまでも消えずに残っていた。
翌日もずっと富士山が見えていた。大浜海岸、一色海岸などを散策し御用邸の裏に出、若い警官としばらくおしゃべりをした。一日海ばかり見ていると話し相手が欲しくなったったのであろう。
森戸神社に立ち寄ると富士山、江の島、裕次郎灯台、ヨットなどがよく見えていた。絵はがきのように。
◆次回の定例句会は、12月14日(土)午後1時30分〜4時
於 久我山会館
兼題は「兎」・「冬紅葉」です
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)(俳句会事務局長)まで
TEL 090−3145−2654
◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)