活動報告 - 俳句同好会  (H.24.8.11)  No.30

俳句同好会  (H.24.8.11)  No.30

カテゴリ : 
俳句同好会
執筆 : 
m-anzai 2012-8-17 15:04
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。

・8月の作品の紹介
・8月の兼題は、「炎天・カンナ」  


◎俵木 陶光 


・炎天やとろけ地蔵の摩尼車(まにぐるま-大円寺)


◎山口 月山


・犬の舌収まりきらぬ炎天下


◎岡村 一道

・フラメンコ踊る広場のカンナかな


◎浦田 久

・炎天下軍靴のひびき甦り


◎長岡 帰山

・スカイツリー炎天に果なかりけり


◎片山 朝陽

・モンローの唇あつしカンナ燃ゆ


◎安西 円覚

・生きるとはタンゴ舞ふこと花カンナ


◎芳村 翡翠

・蛇行する多摩川はるか炎天下


◎堀 秀堂

・炎天を逃れ図書館安らかさ


・◎五井 夢

・火の如きカンナや震るる線量計


◎澤田 かつみ

・炎天下水音轟く水車小屋




◆ 俳句の一コマ

■街道を歩いて
     峯岸 まこと

 私の街道歩きの初めは中山道、次いで甲州街道、奥州街道、東海道と続きました。
 それぞれの街道に、それぞれの季節に日本の良さを見いだし句作を行っています。二年前に東海道を歩きました。日本橋を三月に出立しました。富士を臨みながら下った箱根路や全身ずぶぬれて渡った富士川、背後に富士、眼下に駿河湾を見下ろした薩埵峠
(さったとうげ)、梅の香りに包まれた日坂宿、桜花爛漫の岡崎の城下など眼に焼き付いています。三条大橋には翌年の七月十一日に到着しました。折しも祇園祭の「鉾立」が行われていました。釘を使わずに組み上げられる光景に匠の技を再認識しました。俳句の心髄は吟行にあると思います。

・目の前をつばめ横切る権太坂 (保土ヶ谷宿)

・峠路を下り宿場や梅香る (日坂宿)

・夕間暮れ宮の渡しの花菖蒲  (宮宿)

・老鶯や鈴鹿峠の九十九折  (坂下宿)




◆次回の句会は、9月8日(土)1時半より4時
会場は、高井戸地域区民センター第3集会室です。
兼題は、秋麗(しゅうれい・あきうらら)・ねこじゃらし{狗尾草(えのころぐさ)}です。

◆11/13(火)に石神井公園・三宝寺池の吟行を予定しています。
 句会場は石神井公園ふるさと文化館会議室です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 惠夫(俳句会事務局長)まで
                 TEL 090−8773−4881

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
 

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